2月の給与総額 去年を上回るも 今後は新型コロナ影響のおそれ

2月の給与総額 去年を上回るも 今後は新型コロナ影響のおそれ
働く人1人当たりのことし2月の給与総額の平均は、速報値で26万7000円余りと去年の同じ時期を1.0%上回りました。新型コロナウイルスによる影響が今後表れてくるおそれがあり、厚生労働省は動向を注視したいとしています。
厚生労働省が全国3万余りの事業所を対象に行った「毎月勤労統計調査」の速報値によりますと、ことし2月の基本給や残業代を合わせた働く人1人当たりの給与総額は平均で26万7175円でした。

これは去年の同じ月を1.0%上回り、2か月連続でプラスとなりました。

▽フルタイムで働く人の給与総額は平均で34万6079円で去年の同じ月を0.7%上回り、
▽パートタイムで働く人も9万6252円と1.1%上回りました。

物価の変動分を反映した実質賃金は去年の同じ月を0.5%上回り、2か月連続でプラスとなりました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた賃金への影響が今後表れてくるおそれがあり、厚生労働省は動向を注視したいとしています。