NHKは30日、亡くなった志村けんさん(享年70)が収録に参加していた連続テレビ小説「エール」(30日スタート、月~土曜午前8時)について、志村さんの収録シーンをそのまま放送する予定と説明した。最初に登場するのは5月1日の予定で、その後、数回、登場する予定という。志村さんは日本を代表する作曲家の役で昨年12月から収録に参加し、直近では3月6日の収録に参加していた。NHK関係者によると計4回ほど参加していたという。

一方、同番組の土屋勝裕制作統括は訃報に触れ、コメントを発表した。

土屋氏は「志村けんさんにとって初めての本格的なドラマ出演ということで、いつまでも挑戦し続ける志村さんの姿に、出演者・スタッフみんなが、志村さんからエールをもらいました」と感謝。

さらに「『エール』での日本音楽界の重鎮という役は、まさに日本のお笑い界の重鎮という志村さんに相応しい役ではなかったかと思います。最後まで演じていただくことを現場一同、望んでおりました。昭和、平成、令和と、ずっと第一線で笑いを届けてくれた志村さんには、もっともっとこれからも活躍されることを期待しておりましたので、本当に残念でなりません。謹んでお悔やみを申し上げます」とした。