WHO事務局長の辞任要求 ネット上で署名50万人超

 記者会見に臨むテドロスWHO事務局長=3月16日、スイス・ジュネーブ(ロイター)
 記者会見に臨むテドロスWHO事務局長=3月16日、スイス・ジュネーブ(ロイター)

 新型コロナウイルスの脅威を過小評価し、世界的な感染拡大を招いたとして、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長の辞任を求める声がインターネット上で高まっている。署名サイトでは25日までに、賛同者が50万人を超えた。

 このサイトは「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」。カナダ在住の発起人は、1月23日に「時期尚早」だとして緊急事態宣言を見送るなどしたWHOの初期対応を問題視。新型コロナの感染が世界規模で広がった責任の一端がテドロス氏にあると非難した。

 さらに、テドロス氏が「客観的な調査を行わず、中国政府からの感染者数の報告をうのみにしている」と批判。WHOは政治的に中立な立場を保つことができていないとし、テドロス氏は即座に辞任すべきだと訴えている。(共同)

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