日本野球機構(NPB)は26日、都内で臨時の12球団代表会議を開き、新型コロナウイルス拡大に伴い、2月29日から3月15日までのオープン戦全72試合を無観客で開催することとなった。また、2軍の春季教育リーグ(2月29日から3月12日まで)の全試合を無観客で行うことも発表された。

21日時点ではオープン戦の無観客試合や中止についてNPBは「考えていない」と示していたが、その後の専門家会議や政府基本方針で今後1~2週間が急速な拡大か終息かの瀬戸際とされたことから再協議の必要性が出てきた。巨人は25日にいち早く、29日と3月1日のヤクルトとのオープン戦(東京ドーム)での無観客試合を決定。さらにこの日、安倍首相が「多数の方が集まる全国的なスポーツや文化イベントについて、今後2週間は中止や延期、規模縮小の対応を要請する」と表明したことで、自粛への流れが強まった。