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ミュンヘン五輪男子バレーボールで金メダル 大古誠司さん(72)(大阪府)
今は地元でママさんバレーの指導をしていますが、かつて選手として五輪に3回出場しました。
20歳で出た1968年のメキシコ大会は銀メダルで、悔し涙を流して大会を終えました。それから4年間、「金メダルをとる」という誓いを胸に、俊敏性やコンビネーションに磨きをかけ、72年のミュンヘン大会では頂点に立ちました。
アタッカーだった私は「世界の大砲」とも呼ばれましたが、松平康隆監督の指導があったからこそチームが勝てたと思います。48年近くたった今でも、五輪の表彰台から見た景色を覚えています。
五輪はバレーボールだけでなく、全種目が注目される晴れ舞台。今回の東京開催は、選手が大いにやりがいを感じ、応援によるプラスαの力も期待できます。
最近、バレーボール男子の全日本チームの話題が出ることが少ないのが残念です。メディアに取り上げられる戦略をたて、日頃からファンをつくる工夫が必要。注目が集まれば、応援によるプラスαは、より大きくなるはずです。
「絶対に金メダルを取る」という強い気持ちで戦う選手の姿を見たいですね。